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仙元館の特徴

2型稽古の持つ有用性型稽古のもつ有用性

純粋武道である合気道には、勝ち負けを競う試合がありません。勝敗を競うことは、技術の巧拙、体力筋力の強弱を競うことに他なりません。それでは合気道本来の理合いから大きく外れてしまいます。「いたずらに強弱勝敗を論じない」のが合気道の基本精神であり、ただ目の前の敵に勝つためではなく、自らの技を磨き高め、昨日の自分に勝つための型稽古が行われます。型稽古は、仕手(攻撃側)と受け(防御側)の技の磨きあい、身体を使った高度な対話術です。仕手は無用な力のぶつかり合いを避け、自然な流れに相手の力を誘導することによって技を成り立たせ、受けはいつでも対抗しうる強い姿勢で技を受けます。仕手、受けともに無理なく自然な力をもって巧く対話がなされたとき、力強く美しい技が極まるのです。

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